楽しさ満載の富士山・富士五湖エリア。みんなで一緒に思いっきり遊ぼう!

天の食楽

トウモロコシ


天の食楽 トウモロコシ

天の食楽 トウモロコシ

トウモロコシイメージ

圧巻!山中湖 花の都公園7 万本のトウモロコシ

お盆を直前に控え、家族連れで賑わう富士五湖周辺。山中湖にある花の都公園では、ヒマワリや百日草、ダリアなど、色鮮やかな花々が咲き乱れ、訪れる人の目を楽しませている。遅い夏を謳歌する、高原の動植物たち。園内に設けられた畑では、トウモロコシが、燦燦と降り注ぐ太陽を浴びて実を肥らせている。
見渡す限りのトウモロコシ畑。背が高くて、なかに入ると、大人の男の人でも隠れてしまう。たしか、「となりのトトロ」にこんなシーンがあったっけ。まだ幼い“めい” が、おばあちゃんの畑でトウモロコシにうずまりながらも一番肥った実をもいで、「病気のお母さんにあげるんだ」って言うんだよね…。そんなことを思いながら、見事な光景に見とれていると、背後で声がした。

7 万本のトウモロコシ

「どうです?すごい眺めでしょ。ここだけで、ざっと7 万本のトウモロコシが植わっているんですよ」。
振り向くと、男性が2 人、笑顔で立っている。ひとりは、以前の取材でもお世話になった山梨県総合農業技術センター岳麓試験地の渡邊淳さん。そしてもう一人は、目の前のトウモロコシ畑を管理している、花の都公園の高村卓さんだった。

渡邊淳さん 高村卓さん
山梨県総合農業技術センター岳麓試験地主任研究員の渡邊淳さん 花の都公園の高村卓さん

少し遅れて登場する富士五湖地域のトウモロコシは、
甘さも旨さもぎっしりと詰まっている!

「トウモロコシに限らず、植物は、昼間、太陽光のもとで二酸化炭素と水を吸収し、夜になると、酸素を吐きながら、糖を作って蓄えています。これが、光合成です。ところが、この光合成には気温も関係していて、暑すぎても寒すぎてもうまくいかない。一般的な野菜の場合、最も適しているのは、気温が25℃~ 30℃で、晴天が多く、降水量も適度にあり、夜になると充分気温が下がるという環境です。こうした環境下にあると、活発に糖を生成できるため、甘みの強いしっかりとした味わいの野菜ができるんですね。よく、寒暖差があるとおいしい野菜が作れるって言うでしょ。あれは、こういう意味なんです。そして、そういう観点から見ると、富士北麓地域の環境は、まさに野菜作りに適しているといえるんですね。ちなみに、この辺りのスイートコーンの糖度は20 度前後。これは、桃よりもはるかに上、ブドウに匹敵する甘さなんですよ」と渡邊さん。
「富士北麓地域では、暦に従い自然のままの農業が行われている。おかげで、植物は無理をせず、一番元気なときに実りをもたらすことになる。だから、おいしいってこともありますよね。よく言われる地産地消には、そういう意味もあるんじゃないかと、私は思っているのですよ」。
屈託のない笑顔で、富士山やさいの旨さの秘密を語る。
富士北麓地域の春は遅く、5 月の中旬を過ぎてもまだ霜が降りることがある。昼間の気温も上がらない。そこで、霜の心配がなくなる5 月下旬から6 月初めに種を播く。おのずと収穫は遅くなり、初出荷は7 月の終わり。遅い年には、8 月に入ることもある。そして、この収穫期のずれが、富士山やさいならではの魅力の一つにもなっている。

トウモロコシイメージ トウモロコシイメージ

高村さんによれば、「ここでは、ゴールドラッシュ、きみひめ、それにピュアホワイトといった品種を栽培しています。ゴールドラッシュは中富、きみひめは中道のブランド野菜で、テレビや雑誌でも話題になる人気の高い品種なのですが、どちらも旬は6 月~ 7 月初め。収穫はもうとっくに終わっています。ところが、ここへ来れば旬はこれから。花の都公園では、トウモロコシの摘み取り体験もやっているのですが、この時期になっても甘くておいしい話題の品種が食べられるとあって、観光客を始め多くの方々に喜ばれているんですよ」とのこと。
夏休み中、摘み取ったトウモロコシの皮を剥き、そのままゆでて食べるというイベントを開催したところ、参加者からは、「こんなに甘いトウモロコシは食べたことない」と、驚きの声が次々と上がったという。「もちろんトウモロコシの違いも大きいんですけれど、実は甘くておいしい最大の秘密は他にあるんですね。というのも、トウモロコシはもいだ瞬間から劣化が始まるんですよ。だから、鮮度が何よりも大切。取ったその場でゆでて食べるというのは、最大の贅沢であり、最もおいしく食べる方法でもあるんです」。トウモロコシの摘み取り体験は、9 月下旬まで楽しめる。この機会に、ぜひ、多くの人に本当のトウモロコシの美味しさを味わってほしいと、高村さんは目を細めた。

トウモロコシの見分け方
■トウモロコシの見分け方
トウモロコシを収穫するときは、先の方を触ってみるのがコツ。
しっかりと手ごたえがあれば、先までぎっしり実が詰まっている良品。
■トウモロコシのひげ
トウモロコシの先端についているひげのようなものの正体は、めしべ。
一本のめしべが、一粒の実につながっているので、ひげの本数と実の粒の数は同じなのだという。

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●山中湖花の都公園

山梨県南都留郡山中湖村山中1650
TEL : 0555-62-5587
入園料 大人500 円、小中学生200 円、小学生未満無料
年末年始を除く12 月1 日~3 月15 日の毎週火曜日は休業
トウモロコシ摘み取り体験 7 月下旬から9 月中旬

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山中湖花の都公園のほか、富士北麓地域では、高地ならではの寒暖の差がつくり
だした、身が締まってとっても甘いトウモロコシを味わうことができます。

購入できるところ
●山中湖花の都公園
山梨県南都留郡山中湖村山中1650 TEL:0555-62-5587

●道の駅富士吉田
山梨県富士吉田市新屋1936-6 TEL:0555-21-1033(物産館)

●道の駅かつやま
山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3758-1 TEL:0555-72-5633

●道の駅なるさわ
山梨県南都留郡鳴沢村8532-63 TEL:0555-85-3900

●農の駅JA 北富士河口湖物産館
山梨県南都留郡富士河口湖町河口3131 TEL:0555-76-8300仕切り線

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