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天の食楽

ミルキークイーン


天の食楽 MILKY QUEEN ミルキークイーン

MILKY QUEEN ミルキークイーン

ミルキークイーンイメージ

「美味い米は作れない」と言われ続けた富士吉田で生まれた、奇跡の米

富士山のビューポイントとして知られる農村公園。周囲には、のどかな田園風景が広がっている。まだ風が冷たい6 月の終わり。その一角で、植えられたばかりの小さなミルキークイーンが揺れていた。
「富士の伏流水があり、昼夜の寒暖差もある富士吉田だけれど、昔から“ 美味い米は作れない”と思われてきた。稲作をするには、少し涼しすぎたんだよね。でも、近年の地球温暖化の影響と、ミルキークイーンの登場で、ようやく美味しいお米が作れるようになった」と、生産者グループ「美富士農業研究会」の代表 堀内治さん。
ミルキークイーンは、平成10 年に品種登録された新種の米。形態も生態も栽培特性もコシヒカリと非常によく似ているものの、食味はコシヒカリに勝ると言われる。富士吉田では、平成12 年から「富士みずほ米生産倶楽部」の人々によって生産が始まり、行政のバックアップもあって徐々に広がった。今では富士吉田市の特産品となっている。堀内さん達「美富士農業研究会」も、「最初は富士みずほ米生産倶楽部の人達に種をわけてもらった」という。以来、遊休地を利用するなどして、積極的にミルキークイーンの栽培に取り組んできた。

田園風景

漫画「おいしんぼ」にも登場した、極上の味わい

「ミルキークイーンは、適度な粘り気とモチモチ感があって、柔らかいのが特徴。冷えたときにそうした特徴が顕著に出るから、おむすびやお弁当なんかにすると最高に美味いね。南東北以南が栽培地とされ、あちこちで作られているんだけれど、旨味成分を測る食味計で、100点満点中80 点以上をキープするなど、富士吉田のミルキークイーンは特に食味が良く、市場評価も高いんだよね」と堀内さん。その味の良さは、漫画「おいしんぼ」の至高のメニューにも取り上げられたほどで、「日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きな気候、年間を通しておよそ15℃に保たれる水温、黒墨土という土壌、さらには、鉄分やカルシウム、バナジウムなどのミネラル分が豊富に含まれる富士の伏流水などが、美味いミルキークイーンを育んでくれるんだろうね」。一般的に、ミルキークイーンの玄米は白濁するとされるが、不思議な事に富士吉田で作ると半透明の美しい玄米が出来るのだと言う。
「ただ、問題もあってね」と堀内さん。「コシヒカリもそうだけど、ミルキークイーンは長稈種(ちょうかんしゅ)といって茎が長い品種のため、倒伏しやすい。だから、機械を使うにしても手間がかかるし、作業に時間もかかるわけだ。さらに、ミルキークイーンは粒が小さいから、単位当たりの収穫高も上がらない。効率がものすごく悪いから、収穫高もあまり多くはないんだよね」。滅多に手に入らない幻の米と言われる所以。堀内さんは2.3 ヘクタールの田んぼで、毎年約10 トン収穫するが、「引く手数多で、自分の口には入らない」と笑う。

堀内治さん「美富士農業研究会」の代表 堀内治さん 富士山の麓 たわわに実ったミルキークイーン

秋~金色に輝く田んぼの中で…

10 月の初め、再び農村公園を訪ねた。重そうに穂を垂れて収穫を待つ、黄金色に輝くミルキークイーン。豊かな日本の風景のなかで、神奈川から来た中学生が、稲刈りをしていた。
「今は、田植えも、稲刈りも知らない子が多いでしょ。でも、最近、教育の一環として、米作りに携わらせたいと考える学校が増えていて、春にも、東京の小学生が田植えを体験しに来た。いいことだよね」と目を細める堀内さん。富士吉田市との協力関係のもと、体験を希望する学校を積極的に受け入れているという。「米作りは日本の文化なんだし、この風景も日本ならではの風景なんだから、こういうものに触れるってことは大切なことだよね」。堀内さんの視線をたどると、慣れない手つきで鎌を操りミルキークイーンを収穫する都会っ子の真剣な横顔が、秋の日差しを受けて輝いていた。

田植え体験01
田植えを体験02慶應義塾湘南藤沢中等部の農業稲刈り体験
ミルキークイーン

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●ミルキークイーンが購入できるところ

●わたなべ米店 本店
山梨県富士吉田市緑ヶ丘2-8-8 TEL:0555-23-5858
営業時間:9:00 ~ 19:00 定休日:日曜

●わたなべ米店 精米センター
山梨県南都留郡富士河口湖町小立6097-1 TEL:0555-72-5858
営業時間:9:00 ~ 19:00 定休日:日曜

※電話での注文は精米センターまでお願いします。

●ライスピア
山梨県富士吉田市上吉田912-8 TEL:0555-22-8158
営業時間:9:00 ~ 19:30 定休日:日曜・祝日

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