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天の食楽

かっぱめし


天の食楽 かっぱめし

かっぱめし

かっぱめしイメージ

河口湖に伝わる河童伝説

昔々河口湖には河童が住んでいて人間ともうまくやっていた人々は河童には神通力があり何にでもよく効く万能薬を持っているとも信じていたという河口湖には河童にまつわるいくつもの伝説が今も伝えられている

ある年のこと湖畔の庄屋さんの家に誰かが忍び込み保存用のあぶり魚を持ち去っていくという出来事が続いたそうなあぶり魚が無くなった日は決まって辺りが濡れているので庄屋さんの家では「どうやら河童の仕業らしい」と諦めていたそうな
ある晩のこと庄屋さんは囲炉裏のそばで巻紙を見つけたそうな「こんなところに誰が置きっぱなしにしたんだろう?」不思議に思って広げてみると河童膏の作り方が書いてあったそうな「さては河童があぶり魚を盗んだお礼にと置きみやげをしていったのだな」そう思った庄屋さん試しに作ってみたところ病気や傷腫れものにも効果てきめん!庄屋さんはこの薬のおかげで大金持ちになったとさ

これは河口湖に伝わる河童伝説のひとつ「河童の膏薬」というお話実際にかつて河口湖周辺でははまぐりの貝殻に入れられた塗り薬「河童膏」が売られていて名薬として人気を博したと言う

河口湖の畳石 河童地蔵
いかにも河童が住んでそうな河口湖の畳石 湖畔にある富士博物館には
河童地蔵が祀られている

一見シンプルその実奥が深い味わい

この河童伝説から生れた新しい名物がかっぱめしここ数年にわかに話題となっている
「かっぱめしの基本はキュウリの浅漬けととろろ(長芋または大和芋のすりおろしに調味料を混ぜたもの)をホカホカご飯に乗せ刻みのりとゴマをトッピングするだけ至ってシンプルで誰もが手軽に作れます」と話すのは発案者の山下茂さん富士河口湖名物開発委員会の会長としてかっぱめしを町内の飲食店や宿泊施設に広げる一方自らが社長を務めるロイヤルホテル河口湖にもかっぱめし専門店かっぱてらすを開店した「基本さえ守られていれば味付けは各店のオリジナルアレンジも自由だから楽しいんです一言でかっぱめしと言ってもマグロの刺身を乗せたり香の物をプラスしたりと千差万別各店ごとにそれぞれ美味しいと思うかっぱめしを開発し提供していますから食べ比べてみるのもおもしろいと思いますよ」ちなみにかっぱてらすの目玉は佃煮や焼き魚納豆ローストビーフなど、20 種類以上のトッピングメニューが用意されるバイキング自由に自分で選び好みのどんぶりが作れるということで観光客を中心に人気がある

かっぱめしイメージ02
各店ごとに工夫を凝らしたかっぱめし
ほうとう屋敷みさか路のかっぱめしはマグロの漬けと温泉玉子ほうとうせんべいが特徴

ご当地自然グルメ=かっぱめしから広がる未来

「かっぱめしの基本であるキュウリととろろは地元富士河口湖町の特産品である大石キュウリと大石いもからきていますつまりかっぱめしは地元の特産品を使ったヘルシーメニュー『ご当地自然グルメ』と呼んで差し支えないと思っていますそして実はこういった特産品を使った美味しくて体に良いいわゆる『ご当地自然グルメ』は当地のみならず全国いろんなところに存在しているだろうとも思うのですそこでそうしたメニューを集めたイベントが開催できたらおもしろいんじゃないかと思っているんです」と山下さん

大石いも 山下茂さん
自然薯を元に作られた
富士河口湖町特産の大石いも(大和芋)
とろみと風味が違う
かっぱめしの発案者の山下茂さん

仕切り線

●かっぱめしは富士河口湖町内の飲食店ホテル旅館で楽しめます
「かっぱめし」のノボリとステッカーが目印です

仕切り線

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